はじめに
この内容は80系 ノア・ヴォクシー・エスクァイア共通で作業できます。
メモ
作業時間:30分
必要な工具:
ジャッキスタンド(ウマ)×4基 ←2基でもできる
フロアジャッキ
22mmソケットの十字レンチ
トルクレンチ+22mmソケット
インパクトドライバ ←あったら捗る。十字レンチがあれば事足りる
軍手
タイヤのローテーションとは?
定期的に前後左右のタイヤを入れ替えることで、タイヤの偏った摩耗を避けて長持ちさせるために行う事です。基本的にタイヤは乗り方によりますが4本均等には減っていきません。どちらか左右一方だけ減りが早かったり、駆動輪のタイヤの方が早く減っ足りする事が一般的です。それをできるだけ解消するために定期的なローテーションをオススメします。
ローテーションする時期は?
トヨタのメンテナンスノートなどには「5,000kmをめやす」と書かれていますが、実際は乗り方によって大幅に変わってきます。FF車は前輪の消耗が非常に早いため、なるべく早めの交換を行った方が無難です。
乗り方次第ではありますが、1万km〜1.5万km以内に1度はローテーションした方が良いでしょう。
ちなみに私はオイル交換2回のうちに1回ローテーションさせます。その方が忘れないですし、ついでにできますので。
自分でやるのは大変?
ある程度の知識があり、多少の重労働にも堪えられれば誰でもできます^^
ディーラーやカー用品店などで依頼すると1,000円から2,000円する事が多いので、自分でできる人はやった方が今後のためにも良いでしょう。
車載のジャッキとスペアタイヤ1本あれば最低限できます笑
最低限準備したい工具類
ジャッキスタンド
安定のメルテック製ジャッキスタンドがオススメです。少々高いですが、ジャッキポイントに合わせるゴム付きで、耐荷重4トンと高耐久です。何度か水没してから長年使っててもガタが出てないので安心ですw
可能なら4基用意しておきたいです。
フロアジャッキ
小型の油圧ジャッキとは訳が違って、非常にパワフルでラクラク持ち上がります。デュアルポンプタイプですので、上がるスピードも速いですw
十字レンチ(クロスレンチ)
長年愛用してるエーモン製の十字レンチです。これの良いところは21mmソケットが2ヶ所あり、2つの内1つは薄口タイプになっていて、ホイールナットの溝が狭いホイールでも傷つけずに外すことができます。
ドリ車にも使っている重宝してるアイテムです。トヨタ車の純正ホイールナットは21mmなので、コレを持っていれば間違いないですw
トルクレンチ
メルテック トルクレンチDX 6pcsセット 設定値:28-210N・m 設定値ロック機構付 ソケット:14/17/(19/21mm薄...
十字レンチで締めた後、規定トルクで締めるために必要です。VOXYの場合は103N・mの設定で問題ないでしょう
作業開始
まずは4本ともホイールナットを緩める
ジャッキアップする前に先にホイールナットを少し緩めておきます。リア2本はジャッキアップしてもパーキングブレーキをかけていれば空転しないのですが、フロント2本はジャッキアップしてから緩めよとするとタイヤが空転して緩めることが困難です。
ですので、先にナットを緩めておきます。
フロント部からジャッキアップ
赤丸部が前側のジャッキポイントになります。間違ってオイルパンにジャッキをかけないようにしましょう^^;
へこんだり穴が開いたりしたらとんでもないことになります(>_<)
左右にジャッキスタンドをかける
フロントを浮かしたら左右のジャッキポイントにスタンドをかけます。ジャッキポイントは切れ込みが2ヶ所ある部分です(°°;)笑
リアもジャッキアップする
リアのジャッキポイントは奥まった場所にある赤丸部分です。出っ張っているのでわかりやすいですが、付近にはガソリンタンク部がいるので注意が必要です(°°;)
ジャッキポイントからジャッキのお皿がずれないように見ながらあげていきます。
リアも上げたらリアの左右部にジャッキスタンドをかけましょう。ちなみに私の場合はフロア下に廃タイヤを入れて置いて、ジャッキアップしたそのままでやりましたw
タイヤを外して入れ替える
サクッと4本とも入れ替えちゃいましょう!
入れ替えパターンはヴォクシーの駆動方法はFFなので、後輪の左右を入れ替えて前輪へ。前輪はそのまま後輪へ持って行きます。
ナットを緩めずジャッキアップしてしまった場合
ナットを緩めずジャッキアップしてしまった場合
このようにタイヤに方向性パターンがある場合は、そのまま左右を入れ替えずに前後を入れ替えます。
ヴォクシーの場合、純正タイヤでは回転方向がありませんので通常のローテーション方法で問題ないです。
ホイールナット締め付けトルク
ZRR80 VOXYの場合は「103N・m」でトルク管理しましょう。 NOAH、ESQUIREも同じです。
日本車はだいたいこのトルクで管理しておけば問題ないはずです。(取扱い説明書をちゃんと確認くださいw)